進撃の巨人18巻 かあーーーーーぢゃーーーんんんっ!!!!!!
第71話 傍観者
第72話 奪還作戦の夜
第73話 はじまりの街
第74話 作戦成功条件
予想以上にしっかりした作りだったシャーディス教官の昔話。
謎だらけの存在だったグリシャはなんとライナー達と同じく外から来た人間だった。
名前以外は記憶が無いなんて記録に残しとくべき人間なのに、酔っ払いのハンネスさんのお陰で特に怪しまれることが無く壁の中に入れたようで(;^_^A
それにしてもシャーディス教官ってなかなか承認欲求の強い人だった。
プライドも高くて自分を変えることが出来なかったのね…。
心の弱い人間だったわけだけど、なんか心情が生々しかった。こういう人いっぱいいるよね、私もそうだし。世の中で活躍している”特別な人間”を見て自分は特に何もない普通の人間だと思い、落ち込む…めちゃくちゃ思い当たるわ(笑)
”大きな流れにただ翻弄されるだけの私が”って言葉すご~く共感できる。
71話まるまるシャーディス教官の重たい気持ちの話で終わったな…と思ってたらカルラ母さんのお話でそんな思いも吹っ飛んだ。
カルラ「特別じゃなきゃいけないんですか?絶対に人から認められなければダメですか?私はそうは思ってませんよ。少なくともこの子は…偉大になんてならなくてもいい。人より優れていなくたって…。だって…見てくださいよ、こんなにかわいい。だからこの子はもう偉いんです。この世界に生まれて来てくれたんだから」
うおぉおおー!!!!!! ( ノД`)シクシク…
ここ泣いてしまうんですけど!!!( ノД`)シクシク…
母親の包み込む愛ってすげぇェェえええ!!
自分を丸ごと愛してくれるなんてそりゃ世の中にマザコンがいるわけだ(笑)
私でもこんな母さんはマザコンになる。
そしてこんなセリフを書くことのできる先生改めて凄い。
リヴァイとエルヴィンの会話。
なんかここ最近リヴァイの表情がずっと暗い気がする。もともと仏頂面なんだけどそれとは違うような。
リヴァイはエルヴィンの身を案じて壁内にいてほしい、エルヴィンは父親に対する自責の念もあってどうしても現場に向かいたい。そしてその思いはエルヴィン自身の”個人的”な願望で、兵団の事を考えると自分はリヴァイの言うように壁内にいるべきなんだよなぁ。
でも団長としては個人的な願望なんて通すわけにもいかず、リヴァイにも真意を隠して現場に向かおうとするわけです。
リヴァイにはその”建て前”は見え見えで両足折ろうとするとこがまた彼らしい優しさを感じる。個人的には私もエルヴィンには壁内にいてほしかったので折ってほしかったりする(笑)
最終的にはエルヴィンの勝ちで折られずに済んだわけだけどエルヴィンもリヴァイを負かした(?)ことに思うことがあるようで。仲間や人類の為より、自分の気持ちを優先してしまったわけですな。
ウォール・マリア奪還作戦出発の時の住民の大声援を見ると、つくづく前回から明るい流れになってるなぁ、としみじみ。実際ウォール・マリアに着いて無事エレンの硬質化で穴は塞げたわけだし。
…と思ったら獣の巨人が見事な投石で穴を自ら塞いだところを見ると敵の術中に嵌っているようでいよいよ明るい流れは終了かな…。楽しかったな…。
それにしても投石のフォームが美しい…。
普通の巨人も突然現れたトリックが気になる。人間が一気に巨人に変身したように見えるけど。
アルミンに作戦を任される様子があったり、これは世代交代を暗に匂わしてる気がする。
次は人間と巨人の戦いか…、あの猿は喋れるからこの世界の謎について何か明かされたりするのかな?
肉に食らいつくサシャを見るとやっぱりこの暗い話の多い進撃の巨人には必要だとつくづく思いました。
19巻に続きます。