進撃の巨人32巻 マルコの最期の言葉「まだちゃんと話し合ってないじゃないか」
第127話 週末の夜
第128話 裏切り者
第129話 懐古
第130話 人類の夜明け
いやぁ~泣いたわ。
クライマックスでもないのにこんなに泣くとは…。
エレンを止めるためにかつての仲間が集まり、そして敵国相手とも協力し合う。
このメンツがそろうなんてハンジの言う通り、誰が予想できたんだろう。
このメンツとやらのメモ。
パラディ島
ハンジ ミカサ アルミン ジャン コニー リヴァイ
マーレ
マガト ピーク ガビ ファルコ ライナー アニ
イェレナ オニャンコポン
パラディ島側からしたらエレンを止める=島の人間を全員滅ぼされる事、になる。ここで分かれるんだよね。それでも世界を救いたいハンジ側(ミカサはエレンにこれ以上虐殺させたくない)と、世界を滅ぼして文明の進化をあきらめ、世界から向けられる憎悪から解放されて新しく一から作り上げていこうとするイェーガー派。
フロックは進化の欲を断てばいいみたいなこと言っていたけど、それはできないでしょう。そもそもあんたが今所属している調査兵団自体がそれが出来ないことの現れでしょうが(笑)
マルコの死の真相がライナーの口から語られ、ジャンがライナーをボコボコにするところさ、あれはジャンの気持ち伝わってくるよね。マルコの存在がどれほどジャンにとって大きいのか読者は分かってるもの…。
それにしてもこのエピソードをジャンがイェレナに話していたことに驚きなんですけど。
ハンジたちは始祖エレンに近づくためアズマビトの飛行艇がある港へ向かう。…けどここも(もはや)みんな大好きフロックらイェーガー派に占拠されていた。フロック…。ここまでくると読んでてつい笑った(笑)
彼の言うようにやってしまったからには途中で止めると全世界からの報復が待っているわけで。でもあんた嫌なのよ、下品だから。下品な奴は成功しないらしいぞー。
という事なので飛行艇とアズマビトを守りつつ、船が出航するための整備をする時間を稼ぐ必要があるわけで。
でもコニー、ミカサ、ジャン、アルミンはイェーガー派を殺すことに抵抗がある。
前にもこんな事あったよね、アルミンがジャンを守るために人を撃ったあの時。
エレンがロッドレイスに狙われていたもはや遠い昔…。
ただあの時とは違って今回は訓練兵からの同期など、いうなれば身内殺しに近いものがある。仲間だった人間を殺すのはつらい。でももう仲間”だった”存在なわけで。今は”今”の仲間を守るために殺さないといけない。
ライナーが思い出したエレンの言っていたこと。
「やっぱりオレは…お前と同じだ」
きっとこういう意味だったんだ。エレンはとっくにこの決断をしてたんだよね。
ライナーがコニーたちの想いを否定せず、意思を尊重する辺り成長を感じる…。
あぁそうか、ベルトルトのあの心からの叫びはこういう気持ちだったのかー!!!
何で仲間と思っているならこんなことするんだよって思ってたけど事情が違うと見る景色も変わり行動も変わり、それぞれの道へ分かれるんだな…。
ミカサ達一行は飛行艇を整備するため、いったん船で飛行艇をけん引してアズマビトの所有する海岸都市オディハにある格納庫に向かうことに。
ここで吐露するアニの悲痛な思い。
「もう…戦いたくない。あんた(ミカサ)と…殺しあいたくない。あんた達とも…エレンとも…」
好きで人を殺したのではなく、理由があったから。守るものがあるから戦ってきた。
ミカサはエレンを止められなかったときどうするんだろう。
…で、エレンがこれまで裏でやってきたことが少し明かされたんだけど…これ泣かずにいられん!!!
ていうかフロックだけでなくヒストリアもこの計画知ってたんかい!!
改めてヒストリアの旦那さんがちょっと哀れに思ってしまった。
ミカサの気持ちはバレちゃってたのね。自分はミカサにとってなんなのか、ミカサへのあの質問の答えにイマイチ納得できなかったからエレンがジーク兄さんに聞いてみていたと。
じゃあジークからしたらミカサを見た時(あっ…この子ね)とか思うのか、恥ずかしいぞそれ(笑)
ジーク兄さんとこれが最初で最後の恋バナだったな…(笑)
エレンはサシャを含めてみんなが幸せに生きていってほしかったのにね…。
終盤の地鳴らしに向かう巨人たちが怖い!!!
アニメでこの様子はすでに描写されていたけどif…の世界と思ってた。
まさか実現する出来事だったとはね…。
船のデザイン描くの大変だっただろうな……
…とか言ってる場合じゃない!!!!!
31巻表紙に写ってたヤツの全貌が明らかにっ!!!!!!
ほらあぁぁぁー
案の定キツイじゃああああぁぁーん
絶対キツイやつだと思ったもーん
なんでこんなデザイン思いつくのよ?
もうホラー漫画だよ怖すぎる…。始祖の巨人の体に申し訳程度にくっついてるのがまた…。
ジークはどの辺にいるんだろう。
こんな怖いのがサイズも大きいって絶望しかないんですけど。
壁の中にいた巨人と比べてあのサイズって…。
世界連合艦隊とかいう世界最高の力をもってしても全く通用せず、これはもう間違いなくミカサ達しか止めることは出来ない。
世界はこの状況にどうするつもりなのか。
32巻終わり。
マガト元帥…
ジャンと口論になった時はこいつ…!!!と怒りを覚えたけど、ちゃんと非を認めて謝ってくれた。最後は未来を子供たちに託し、殿(しんがり)をつとめてくれた。
ありがとうございました!シャーディス教官も最期までありがとう!お疲れさまでした!!
殿(しんがり)goo辞書より
退却する軍列の最後尾をにあって、敵の追随を防ぐこと
サシャ父が言っていた「過去の罪や憎しみを背負うのは我々大人の責任や」って
言葉を思い出しちゃった。
あとファルコの行動にも泣けた!
まだ幼いのにアニとライナーがピンチだからちゃんと自分も役割を果たす!っていうあの気概が素晴らしい。
ピークが止めてもちゃんと自分の意思で二人の元へ向かっていく様に胸打たれました。
…あ、フロックは…あれは死んでないな。アイツがあの程度で死ぬヤツではない!笑
33巻に続きます。