進撃の巨人22巻 自由には責任が伴うのですよ。
第87話 境界線
第88話 進撃の巨人
第89話 会議
第90話 壁の向こう側へ
21巻で腰抜ける世界の真実を知ったわけだけど、22巻はその驚きの内容の一部をついに読者に教えてくれた巻だった。
いやぁ…とにかく20巻からの怒涛の流れすぎる。まぁもともとこの漫画は展開が早いのが持ち味だけど…、今回も内容が濃厚でした。
ずっと謎多き人物だったエレンの父グリシャ・イェーガーの半生がメイン。こうしてみると、エレンの父ちゃんはなかなか人間臭いお方だった。
どんどん巨人にさせられるユミルの民には今までに見たことのある巨人があちらこちらに…。ユミルもこんな風に巨人にさせられたんだよなぁ…。
あの”屈みこみの巨人”(1巻か2巻に登場)の人間だったときの人なんて21巻にすでに出てたのに何で気付かなかったんだ!?笑
ダイナの巨人化した姿を見たときゾワッとした~!!!鋭い人はダイナが登場してすぐ気づいたのかな?
そしてその鋭い人はエルディア復権派に力を貸してくれたフクロウの正体も気づいていたりする???
どうりでちょっとしか出てなかったのに名前があるはずだわクルーガーさん。
しかも名前エレンかいっ!!
えっと、クルーガー先輩が教えてくれたことは、
・進撃の巨人を宿している
・巨人の力を継承したものは13年で命を落とす。継承されなかった場合、ユミルの民の中から無差別に力を持った子が生まれてくる。
・エルディア人はすべての「道」で繋がっている。そして始祖の巨人という座標で交わっている。
・巨人の体や誰かの意思や記憶などもその道を通して送られてくる
この22巻で今までの伏線がまぁまぁ回収されたけど、その度に諫山先生の恐ろしさを感じる。先生…改めてスゴすぎ!!!
そして案の定新たな伏線が用意されたけど、伏線のレベルが上がっててコワイよ〜。何故このタイミングでミカサとアルミンの名前が出る???
壁の外ではどんな人たちがいるのか、どんな生活を送っているのか、そしてパラディ島の人たちをどんな風に認識しているのかが分かりましたねぇ。
これまでは壁を壊して中に入ってくる人たちを恐ろしく感じていたけど、壁の外の人たちもまた壁の中の人を脅威に感じていたのね。巨人の種みたいなものか…。
とにかく戦う相手がまさかこうなるなんて。ユミルの言っていた「そりゃ言っちまえばせ…」は、「世界」と言おうとしていたのね。
壁の向こうには自由があると信じてたのに。壁内人類はそもそも戦うことをしていい存在なのかしら。自分がもしエルディア人なら足掻いてもいいのか分からなくなってしまった正直。巨人に対抗できるようになっていく世界になるとはいえ、やっぱり巨人になるという事は強大な力を手に入れることになるわけだし、継承されなかった場合自分の赤ちゃんが巨人の力を持って産まれてしまったら13年しか生きられない訳でしょ?
…なんでこんな設定にするんだよ先生…笑
巨人の力ってかなしい。
そして22巻の表紙。
前までは本屋で見かける度に「おっ、22巻でついに海へ行くことができるのか〜良かったじゃん😄♪」なんて思ってたけど
そうじゃないっっっ!!!!!!!笑
これ3人が背中向けてるのは表情を隠す意図もあるのかなと思いました。そうではなくてもすごく良い構図ですけども。
背中を見せることで表情が見えなくなる。それにより、海の向こうに希望を持っている3人にも見えてしまう。しかもキレイな青空だし、3人とも武器をはずしてリラックスしている様に見えるし。
でも実際話を読んでから改めて表紙を見ると見方が変わり、ゾッとなる(笑)
まぁ、21巻読んだ時点で海の向こうに何があるのか分かるっちゃあ分かるわけだし、偶然そう見えただけかもだけど…😅
今までの流れからしてユミルのヒストリアにあてた手紙にも重要な意味が隠されていると思うんだけど、分からなかった…。何かあるはずだからおかしいところ見つけ出そうとしたけど私の未熟な推理力では見つけられなかったです…降参です…。
話の展開を読める時なんて来るのかな…………
_(:3 」∠)_
23巻に続きます。