進撃の巨人23巻 社会の勉強が出来る漫画
第91話 海の向こう側
第92話 マーレの戦士
第93話 闇夜の列車
第94話 壁の中の少年
表紙で分かる、壁の外の人達のお話。
でも話もここまでくると「壁の外の人達」なんて表現も虚しさを感じる…。
ついに壁の外の人達の事情とやらが明るみになったというか、なってきたというか。
案の定ツライ。
戦争に巨人を利用して戦う様を描いた前半。人と人が殺し合う姿はいつだって悲しいですな。そしてこの光景は今もなお世界には存在するわけで。
肩身の狭いエルディア人の中で真っ直ぐ純粋に世界(マーレ)に認めてもらおうとするガビの姿が眩しい。『収容区で不自由な暮らしを強いられているエルディア人を解放したい』なんて女版エレンみたいなポジション。
初登場の巨人、顎(あぎと)のデザインが少し可愛いかったりする。この巨人については説明は無かったけど、ずっと知りたかったジーク(獣の巨人)の特性が分かって良かった。ていうか恐ろしすぎ。ズルくないか??そりゃあ壁の中の人類は手に負えないでしょう。
獣の巨人が出てきて勝ち確と思われた戦いも、人類の作り出した戦艦からの攻撃に危機一髪だった。壁の外では巨人の恐ろしさに対抗できる兵器がどんどん出来つつある。
…なんか今まで圧倒的な存在だったあの巨人達が、人間の作った武器に怯む様子を見ると不思議な感覚になる。とはいえまだ巨人の力の方に軍配があがる…ギリギリ。
この巻は壁の外の人達の状況説明とライナーが主役だったなぁ。
ライナー…。あんなに優秀で訓練兵の手本になってたライナーが小さい頃はまさかドベだったとは。お母さん思いの優しい子だな。ライナーの親や他の大人の言動に思うところもあるけど、この人達もずっと苦しい思いをしてきたから子供にすがってしまうのかな。
戦士となった子どもたちに死が近づいたとき、親(大人)はどう思うんだろう。
さてさて。
表紙が新キャラ多めだったので話に入れるか不安だったけど全然問題なく受け入れれて良かった^^
あの気持ち悪い4足歩行の巨人の人間に戻った姿に驚き。まさかの女の子だったとは。
壁の中の人類が平和な時間を過ごしていた間に壁の外の『同胞』は大変な目に合っていたわけで、平和を享受してきたツケを払っている気分。
ウォール・マリアでの戦いから4年の歳月が流れたらしいけど、壁の中のみんなはどうしているのやら。新たな武器とか開発されてたりするのかな?全然壁の中の様子が描かれなかったから寂しいけど、マーレ編はまだまだ続きそう。
みんながどんな考えになって、どんな行動に移しているのか、技術の発展はどうなってるのか。
そしてエレンはヒストリアの手を通してどんな記憶を見たのか…。
あとユミル…。
すっごい好きだったぞーっっ!!!!!!
24巻に続きます。