進撃の巨人16巻 親が子に押し付ける重責
第63話 鎖
第64話 歓迎会
第65話 夢と呪い
第66話 願い
いやぁ~、今回は結構謎が明かされたような気がします。
もちろん新たな謎もちゃんとセットになって…(笑)
グリシャがレイス家を襲ったのは全ての巨人の頂点に立つ巨人…、叫びで他の巨人に命令させることができ、人の記憶ですら改ざんできる。そんな力を持つ巨人の力を奪いに来たらしい。
でも奪いに来た割には何かを訴えているように見えるけど…。その話を拒絶されて凶行に及んだのかな?
それにしてもグリシャの巨人になった姿神々しくてカッコよい…。
この頂点の巨人の力は「大多数の民族」の記憶を改ざんさせることができるけど、少数派の血族は影響を受けないらしい。「大多数の民族」というのが肝だな。そして少数派の血族の中には「アッカーマン家」がいると。
そして初代レイスの王は人類が巨人に支配される世界を望み、それこそが真の平和だと信じていると言うけど…?
ケニーのじぃちゃんが言うには「王の理想とは…人類すべての記憶を塗り替え、過去の歴史を根絶し…一糸乱れぬ平和を実現すること」だと言い、今の私には何言ってんだコイツと思っちゃうわけですが話が進むとそう思うのも分かる…のか?
そういえば前に進撃の巨人3巻の感想で、
nanashinohitorigatari.hatenablog.com
ピクシス司令が言うには、“巨人に支配される前、人類は種族の違うもの同士で果てのない殺し合いを続けていたと言われていた。その時に誰かが言ったらしい。もし、人類以外の強大な敵が現れたら人類は一丸となり争いごとをやめるだろう”。
これも伏線ですかね?こういうポロっとでた話がのちに重要になったりしそう。
この話が関係してるのかな?巨人という強大な敵がいる限り、人間同士で争わないことをレイス王は信じているのかしら。
レイス家は100年もの間「巨人の力」と「世界の記憶」を継承してきたわけだけど、継承した人が誰も口外しなかったのは初代のレイス王の思想に支配されてできなくなるらしい。
なんじゃそら!!!(笑)一番大事なところっ!!!
継承したフリーダが言った”私達は罪人だ”とはレイス家の事を指すのか、それとも壁の中の人類の事を指すのかどっちなんだろう。
さて、16巻全部を通して気持ちの悪いロッド・レイス。
こいつ…明らかにヤバイ。昔は王の思想を継承した父親に人類を解放するよう懇願した人間らしい時期もあったみたいだけど 、今じゃ言ってる事やってる事不気味…。抗う術を見つけることを諦めた人間の描写を見ているみたい。足掻いてもダメならもうこの状況に自分が納得いく理由をつけないと精神的におかしくなるあの心理。
あの注射の中身って彼が言っていた通り脊髄液が中に入っていたと考えてOK??
「この注射なら強力な巨人になれる、最も戦いに向いた巨人を選んだ」って巨人の強さって選べるのぉ!?
彼の心情は次あたり語られるのかな?超大型巨人よりデカくなってしまい、もはやエレンを狙って食べれるのか疑問。
そしてそして16巻の主役のヒストリア。
父親のロッド・レイスにあっさり心許しちゃうところがまた子供らしい。
あやうく注射打って巨人になるところだったけど、ユミルの言葉のおかげで自分の気持ちに正直になれたところは感動して泣いてしまった。ユミル…(´;ω;`)ウゥゥ
ユミル「お前の生き方に口出しする権利は私に無い。だからこれはただの…私の願望なんだがな、お前…胸張って生きろよ」
……(ノД`)・゜・。
その後の注射パリーン最高。
ロッド・レイスぶん投げるのも最高。
その後のセリフ、
ヒストリア「何が神だ‼(略)もう!これ以上…私を殺してたまるか!! 」
何この流れおもしれええぇええええぇ!!!!
開き直ったヒストリアいいね!最低最悪の超悪い子(笑)
さてさてロッド・レイスの巨人化はとんでもなく大きく、天井が崩壊し始めせっかく助けに来てくれたリヴァイ班もお手上げ状態。
巨人になれる人類の希望ポジションから一気に格下げ感が否めないエレンの最後の行動はどうなるのか。瓶にはヨロイ ブラウンって書いてあるけどあれどういうルートで手に入ったのかな?
あと気になるのは、あのケニーが珍しく大事に思っている描写のあったロッド・レイスの弟のウーリとはどんな人物でケニーとどんな出来事があったのか。
それと、ケニーとケニーのじいちゃんの話って読者は理解したけどエレンたちは知らないままだよね、どえらい大事な話なのに。
話の最後の方で、リヴァイの場所から確実にヒストリアのパンツ見えてる件は気にしないでおきましょう。
ヨロイと書かれた瓶を口に含んだエレン。
リヴァイ班を今度こそ助けることができるのか…。
17巻に続きます。