進撃の巨人20巻 20巻ヤバかったなぁ…(遠い目)
第80話 名も無き兵士
第81話 約束
第82話 勇者
ハァー…。20巻は何回も読むもんじゃないね…。
とにかく104期生のみんな、リヴァイ、エルヴィン、そして新米調査兵士のみなさん、お疲れさまでした。今までで一番つらい巻だった。地下室にある世界の真実を知ることの引き換えに失ったものが多すぎる…。さぞかし驚くことだろうなぁ…。
先生よくこんな厳しい展開にできるよ…。
さて、まずはvs獣の巨人。
あの投石技術ナニ????エレンも練習すれば出来るの???あれほんとズルくない??
人があっけなくバラバラになっていき、獣の巨人に近づくことすらできず、壁にしている家屋はどんどん崩壊していく…。
エルヴィンが思いついたこの状況の打開策は新兵と自分を犠牲にすること。死期を悟ったエルヴィンがついに本音をリヴァイに吐露するシーンは前巻に引き続きエルヴィンの人間らしい一面が見れた。リヴァイが「…は?」って言ったのちょっと面白かったんだけど(笑)
エルヴィンの望む「答え合わせ」がしたいとは、過去に父親を死に追いやったキッカケとなった禁断の質問の「答え合わせ」だね。エルヴィンの本音を聞いたリヴァイの発言…涙なしには読めません!!!こんなに重い選択ある…?
私が載せると重みが軽くなるから載せたくなかったけど、一応。
「俺は選ぶぞ 夢を諦めて死んでくれ 新兵たちを地獄へ導け 「獣の巨人」は俺が仕留める」
エルヴィンの断ち切りきれない地下室への想いを知ったリヴァイの決断。
「俺は選ぶぞ」の所でページが変わっているのは先生がワザとしたんじゃないかなぁ?
誰よりも信頼していたであろう仲間の叶えたい夢を叶えてあげようとするのかどうか…。
リヴァイ的にはもちろんエルヴィンの夢を叶えてあげたかっただろうけど、もうこの状況じゃそうはいかない。調査兵団団長として、最後にはきちんと団長らしい最後でいてほしかったんじゃないかな?と思いました。
またリヴァイのこの発言を聞いたエルヴィンの表情がすっごく繊細な表情でGOODです!
でもってそこからの…、そこからの展開が…。
みんなが一斉に獣の巨人に向かって突撃していく姿がもう涙涙…。
みんな顔が恐怖でおびえ、死を覚悟して進んでる…。これ書いてる今も涙でちょいちょい手が止まっちゃいます。特に最後の3人になった兵士がちゃんと獣の巨人に信煙弾を撃ってくれるシーンはもうヤバいですっ!!!
ヤバいって使いたくないけどヤバいんです!!!!!
そしてリヴァァァァイッ!!!!!
エルヴィンと新兵たちと全読者の期待を背負って見事に獣の巨人の暴挙を止めることに成功。戦士長のくせにあっけなかったから拍子抜け。なんだコイツ!!!!
全読者がよっっしゃあああ!!!と歓喜の喜びに浸ろうとした矢先、そこに四足歩行の巨人が…いや四足歩行の巨人に化けた(?)諫山先生が「あ、この展開はまだちょっと早いんで」と言わんばかりに人間に戻ったジークを持って逃走。
全読者が一斉に落胆したシーンでした。
しかもさっきとは違い、ジークの命令で攻撃モードになった巨人が一斉にリヴァイに突撃していくし、たった一人でどうするんだリヴァイ…。
そしてvs超大型。
こっちも調査兵団がピンチだけど、ベルトルトのように腹をくくり切れないアルミンはなかなかいい策が思いつかない。まぁでも超大型巨人に有効な消耗戦も今回は難しく、少ない人数で勝つための策なんてなかなか思いつかないよな。超大型から出る熱風で立体機動は無力化されるし。
それにしてもベルトルトの体に刻まれていた✖印はなんだろう。戦士たちの印?
ってことでこっちもアルミンがついに思いついた策は(みんなに内緒で)自分を囮にする作戦でした。こっちもこっちで犠牲無しで敵に対抗するのは難しかったもんなぁ。
でもエルヴィンと違うのは、エルヴィンは自分の私欲を出しちゃったけど、アルミンはまだ若いからかちゃんとエレンに自分の夢を託す潔さがあった。
ゲスミンの一面があるアルミンだけど、やっぱりピュアなのね。
いや…、どっちだ本質は!?笑
ゲスミンなのか?ピュアミンなのか???笑
と、いうことで圧倒的に不利な立場を逆転させることにはとりあえず成功。
20巻はvs獣の巨人とvs超大型巨人とのダブルで絶望的な状況で結構精神的負荷のかかる巻でした…。涙涙の感想文です…。
あんなに魅力的なキャラのマルロもあっさり退場だし…。
エルヴィンや新兵たちがちゃんと役割を全うしてくれたお陰でパーフェクトゲームを阻止することが出来ました。
っていうか何がパーフェクトゲームだよ!!!
何が「誇り高き肉片にしてあげようぜ」だよ腹立つ!!!
ジークの最後はどういう展開になるんだろう。
リヴァイがとどめを刺す胸アツ展開に先生してくれるかな…。
いや、あんま期待せずにいよう…何てったって進撃の巨人だから(笑)