進撃の巨人2巻 ミカサ・アッカーマンの巻
第5話 絶望の中で鈍く光る
第6話 少女が見た世界
第7話 小さな刃
第8話 咆哮
第9話 心臓の鼓動が聞こえる
とにかくミカサが主役の巻。
なぜエレンにあんなに執着するのかが分かる巻でした。
ミカサは『東洋人』というめずらしい人種らしい。それで変態に売りつけようと誘拐されるわけだけど、そりゃあんな怖い目にあったときに助けてくれたらそうなるよなぁ。自分が生きてるのはエレンのおかげなんだもんねぇ。
意気消沈のミカサに自分がしていたマフラーを巻いてあげるエレン。
ってミカサのマフラーこれかぁ!!!エレンがあげたものだったのか!
このタイミングまで全然気づかなんだ笑
そりゃあんな体験も相まって大事にするわな…。
それにしてもこの時はまだ巨人に出会ってもなければご両親も健在なエレンが、ミカサを助けたいという一心で大人を殺していく姿はやはり主人公は他の人と違う。
エレン「戦え!戦わなければ勝てない・・・」
かっこいー………!!!!!!
…けど、平和な世界で生きてきたはずなのにどうしてこんな状況に対応できるんだ??笑
そしてミカサのお母さんの「私達一族が受け継いでいかなければいけない印」とは一体どんなのやら。
入れ墨のように身体にいれるみたいだけど…。
アルミンからエレンが死んだことを聞くミカサのシーンは読んでてハラハラした。
でもおかげでミカサの良いシーンが生まれるんだなぁ…✨
ミカサ「ごめんなさいエレン…私はもう…諦めない。死んでしまったらもう……あなたのことを思い出すことさえできない。だから 何としてでも勝つ!何としてでも生きる!!」
エレンが死んだことを聞いて無茶な立体起動装置の使い方でガス切れを起こしてしまい、巨人に目を付けられて人生の終わりを察した時に思い直したときのミカサの想い。
このシーンは涙が止まらなかった。
2巻で1番好きなシーンです。
とくにミカサなんて実の両親も死んでしまって育ててくれたエレンの両親も死んでしまって、残ったのはエレンだけだったからダメージもより大きかったはず。
エレンにすごく執着するミカサは、エレンが死んでしまったらもう生きていくのは無理なのでは…と思ってました。やさぐれて、暴走とかしちゃうのかと…。でも、涙を流しながらここで改めて巨人と戦うことを選び、エレンがいない世界でも生きる決心をしたのはエレンを大切に思うからこそ。
ここでミカサの見方が一気に変わったかも。
で、この巻はミカサが主役だけど、新兵のみんなが巨人に立ち向かう姿も見どころでした。
ジャンが文句を言いながらも何気に仲間を先導してたり、アルミンはさっそく良い知恵を働かせてたり。
マルコ「死を覚悟してなかったわけじゃない…でも…いったい何のために死ぬんだ…」
自分の命を人類を守るために捧げる覚悟でいるにも関わらず、別に人類の為になるわけではない死に納得がいかないマルコのセリフ。
このセリフなんか好き。
巨人を次々と倒してくれた謎の巨人が登場して、絶望ばかりのこの世界にやっと光が…✨
沢山の巨人を倒してくれた謎の巨人のうなじから出てきたのはエレンでした。
やっぱり主人公はこうだな!笑
3巻へ続く。